freeeからのお手紙

 freeeから「重要:認定アドバイザー資格失効に伴うお知らせ」というお手紙を、送られてきた税理士は結構いたんじゃないでしょうか(実は、私もでした)。

 今まで、なんとなく、freeeの認定アドバイザーになったものの、積極的にfreeeを利用してこなかった税理士に送られてくる内容のものでした。

 昔と比べて認知度がかなり上がったfreeeからすると、freeeに協力的(積極的)でない税理士は、もはやいらないということでしょう。

 freeeを利用してこなかった(また、今後も積極的に利用する気がない)税理士の大多数の意見は、弥生会計、勘定奉行、MFクラウド会計といったものに比べて使いずらいということです。正直な話、私自身も、使いずらいという感じは今のところあります。

 なお、freeeの新制度においての認定アドバイザーでいる要件は下記3つとなります。
①freee導入3件以上、②個人資格1種類合格、③会費(有料サポート)のお申込み

 このうち、①、②は、さほどハードル高くないのですが、③が年間49,800円(+消費税)となっており、freeeを積極的に利用する気がない税理士からすると、無駄な出費と思えるでしょう。

 で、今回の件で、freeeと距離を置く税理士は結構出てくるでしょうが、私の決断は、1回、freeeを積極的にトコトン使ってみようということにしました。会費を払う以上は、積極的に利用しようと決意しました。

freee会計エキスパート試験

 認定アドバイザーとなる要件の1つに、個人資格1種類合格というものがありますが、これは何の資格でもいいというわけではなく、freeeが指定した試験ということです。

 とりあえず、私は、freee会計エキスパートという資格の合格を目指すことにしました。

 freee会計エキスパートは、おそらく、大多数の人はこれに合格することを目標とするようなfreee入門資格というようなものです。

 本来、試験料は2,200円(税込み)なのですが、認定アドバイザーの申し込みをし年会費を払えば3回受けれるとのことで、私は3回受けれる資格を得たのです。

 なお、私自身は2回目で合格でした。正直な話、1回目は全くよくわからない状態でしたが、1回目の試験結果の時に、正解、不正解がわかり、それに対する解説がネット上で見れるので、それを参考にすれば2回目では受かるような感じになっているのです(最悪でも3回受ければ受かるでしょう)。

 1回目の試験結果の解説をみながら、実際に、freeeを利用したのですが、その時になって、初めて、freeeの目指す概念や方向性がわかりました。

 今までの会計ソフトのように、仕訳、帳簿、試算表、決算書といった範囲にこだわっていなく、経理そのもの、あるいはバックオフィスの大部分をカバーするつくりになっていることに気が付きました。

 弥生会計や勘定奉行といった従来型の会計ソフトを利用してきた税理士(私も含めて)からすると、使いづらい理由の最大の理由が、そこにあるのです。

 つまり、freeeは従来型の会計ソフトの機能範囲にこだわっていないから、当然、従来型の会計ソフトとつくりが違うというわけです。

 なお、個人的には、新しいおもちゃを与えらた幼児のようにわくわくなってきました。freeeをトコトン使い倒してやろうという気持ちになっています。今後、定期的にfreeeの利用について記事を書いていきます。

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